EMPLOYEE INTERVIEW
アルバイトから、社員へ。
未経験のアルバイトからスタートし、現在は副店長として店舗運営に携わる上村日愛。社員になるまでの経緯から、忙しい現場での助け合い、仲間を育てる工夫、仕事の面白さと難しさまで、自身の経験を語ります。
Q01
アルバイトから社員を目指した理由は?
最初は、次に自分がやりたいことを見つけるまでの繋ぎという気持ちで、アルバイトとして働き始めました。
ただ、与えられた環境や役割に対して、最初から好き嫌いや向き不向きを決めつけることなく、目の前で起こることを一つひとつ受け止め、その都度、自分にできることや求められていることに向き合ってきました。
その中で、仕事のやり方だけでなく、その背景にある理念や考え方を教わり、一つひとつの仕事の目的や意味を理解するようになりました。また、日々の営業を通して、お客さまの喜びに触れ、メンバーと関わる中で、仕事に対する責任感や面白さも大きくなっていきました。
最初から明確な目標があったわけではありませんが、お客さまやメンバーに誠心誠意向き合い、目の前の仕事を積み重ねてきたことで、次第に自分の目指すべき道が定まり、社員になることを決めました。
現在は副店長として店舗運営に携わっています。アルバイトとして働き始めた当初は、ここまで深く仕事に関わることになるとは考えていませんでしたが、今では自分自身の成長だけでなく、お客さまやメンバー、そして店舗全体の成長に関わることに大きなやりがいを感じています。
Q02
忙しいときの助け合いと、これからの課題は?
日々の営業の中で、自分一人では対応しきれないと感じる場面は多々あります。特に、繁忙期や大人数の宴会が重なる営業では、限られた時間の中でさまざまな判断や対応が求められるため、周囲との協力が欠かせません。
私は、何よりもお客さまを第一に考えているため、自分一人での対応が難しいと判断した時点で、すぐに周囲のメンバーに助けを求めるようにしています。また、自分が優先すべき仕事に集中できるよう、状況に応じて役割を振り分けたり、ポジションの変更を指示したりすることもあります。
その際、周囲のメンバーは必ず協力してくれるため、日々支えられていると感じています。一人で抱え込まず、それぞれができることを補い合うことで、忙しい営業の中でもお客さまへのサービスを維持することができています。
一方で、忙しいときほど目の前の状況への対応が中心となり、先を見据えた行動や指示が十分にできないこともあります。そのため、今後は個人の経験や判断だけに頼るのではなく、日頃から仕事の進め方や判断基準を共有し、チーム全体で対応できる環境を整えていきたいと考えています。
また、役職や経験に関係なく、誰もが気軽に相談し、助けを求められる関係性を築くことも大切にしたいです。困ったときに助け合うだけでなく、互いの状況を理解し、自然に支え合えるチームを目指しています。
Q03
仕事を教わり、教える中で大切にしていることは?
私自身、仕事を教わる中で特に印象に残っているのは、仕事のやり方だけでなく、その目的や背景にある考え方まで教えてもらったことです。単に「こうしてください」と指示されるのではなく、なぜその行動が必要なのか、何のために行うのかを理解することで、指示されたことをこなすだけでなく、自分自身で考えて行動できるようになりました。
現在は教える立場になる機会が増えましたが、私自身も同じように、仕事の目的や意味を伝えることを大切にしています。また、説明を理解することと、実際に行動できることは別だと考えています。そのため、指導した内容を復唱してもらうだけで終わらせず、「具体的にどう行動するのか」を自分の言葉で考えてもらうようにしています。
例えば、新メニューの講習では、商品知識を覚えることだけでなく、その商品の魅力をお客さまにどのように伝えるかまで考えることが重要です。知識として理解していても、実際の営業で自然におすすめできなければ、十分に身についたとはいえません。
また、うまく伝わらないときには、一度にすべてを理解してもらおうとするのではなく、習得までの過程を段階に分けるようにしています。それぞれの段階でフィードバックを行い、相手が何に困っているのか、どこでつまずいているのかを確認しながら、一つひとつ解消することを意識しています。一人ひとりの理解度や習熟度は異なるため、相手に合わせて伝え方や進め方を変えることも必要です。最終的には、指示を待つのではなく、自ら考え、判断し、行動できるようになることを目指して指導しています。
Q04
チームでお店を変えた経験は?
印象に残っているのは、追加のドリンク注文をおすすめする「ワンモアドリンク」の取り組みです。それまでは、追加注文のお声がけが十分に習慣化されておらず、メンバー個人の判断に任されている部分がありました。そこで、接客サービスの向上と売上拡大を目的に、店舗全体で取り組める仕組みを考えました。
具体的には、お客さまのドリンクが半分程度になったタイミングをお声がけの目安とし、注文を獲得した際の記録方法を統一しました。また、個人の成績を競うのではなく、チーム全体で目標を共有し、誰もが参加しやすい形にしました。その結果、取り組み前と比較して、飲み放題のお客さまも含めた店舗全体の客単価が約24円向上しました。
この経験から、成果を生み出すためには、単に目標を掲げたり、頑張るように呼びかけたりするだけではなく、誰もが実践できる具体的な行動に落とし込み、継続できる仕組みをつくることが重要だと学びました。
また、数字として成果が表れることはもちろんですが、メンバーが自らお客さまに働きかける機会が増えることにも意味があると考えています。一人ひとりの小さな行動の積み重ねが、お客さまへのサービスの向上や店舗全体の成果につながることを実感した経験です。
Q05
このお店で大切にしていることは?
この店で大切にされているのは、常にお客さまを第一に考え、元気を与えられる存在であることです。どれだけ忙しい営業であっても、お客さまにとっては誰が出勤しているか、店内がどのような状況かは関係ありません。だからこそ、常に一定の品質の商品とサービスを提供することは、私たちの責任だと考えています。そのうえで、単に食事やお酒を楽しんでいただくだけでなく、来店されたときよりも元気になってお帰りいただけるような接客を大切にしています。
実際に、あるご夫婦が初めて来店されてから、毎週のように足を運んでくださるようになったことがありました。特別なことをしたつもりはありませんが、日々の何気ない接客の積み重ねが、また来たいと思っていただける理由の一つになっているのではないかと感じ、とても嬉しかったことを覚えています。
一方で、理念や考え方を知識として理解していても、それを実際の行動につなげることは簡単ではありません。今後は、日々の営業や教育を通して考え方を共有し、メンバー一人ひとりがお客さまのために何ができるかを自ら考え、行動できる組織をつくっていきたいです。
Q06
一緒に働く方へ、入社前に伝えたいことは?
この仕事の面白さは、嬉しいことも悔しいことも多く、自分の考えや行動の結果がすぐに表れることです。お客さまから直接感謝の言葉をいただいたり、自分たちの取り組みが店舗の数字に反映されたり、メンバーの成長を実感できたりすることには、大きな喜びがあります。
一方で、思うような結果が出なかったり、自分の判断や行動が十分ではなかったと感じたりして、悔しい思いをすることも少なくありません。また、相手も状況も常に変化するため、必ずしも一つの正解があるわけではなく、その都度考え、判断し、行動する難しさがあります。しかし、嬉しいことも悔しいことも、その結果をすぐに実感できるからこそ、次はどうすればもっと良くなるのかを考えることができます。その積み重ねが自分自身の成長につながっていくことも、この仕事の魅力だと感じています。
私自身、未経験のアルバイトからスタートしたので、最初から何でもできる必要はないと考えています。大切なのは、分からないことをそのままにせず、自ら質問すること、失敗したときにはその原因を考えて次の行動につなげること、そして周囲と協力しながら仕事に向き合うことです。
最初から明確な目標がなくても、目の前の仕事や人に誠実に向き合うことで、自分のやりたいことや目指すべき姿が見えてくることもあります。私自身がそうだったように、仕事を通して新しい自分の可能性に気づくこともあると思います。嬉しさも悔しさも共有し、互いに刺激し合いながら成長し、お客さまにとってより良い店を一緒につくっていきたいです。

